個人加盟労働組合ユニオン千葉




メンタルヘルス(食品会社事務職) 



労働相談内容

休職中の男性が加入しました。
休職期間が過ぎても会社に出社できないようであれば退職になってしまうのでなんとか復職できるように会社と交渉してほしいとの要望でした。
本人記入の相談カルテには躁鬱病(双極性障害)で休職中と書かれていました。
3度主治医より復職可との診断書を貰い提示しているが会社が復職を認めていなかったのです。
就業規則には5年以上の勤務者に於いては6ヶ月の休職期間となっていました。
会社は6ヶ月過ぎた後、更に6ヶ月の休職延長を認めていました。
1回目の団体交渉は当該組合員とその友人(女性)とユニオン千葉専従の3名で行いました。
なんとか復職を認めてほしい、こちらとしては会社に復職を認めてもらう為出来るだけ低姿勢でお願いをしました。
会社側は紳士的に説明し会社の産業医の診断を受けるよう要請しました。
退職になった場合の退職金明細、なども提出して来ました。
当該組合員はおとなしく、同行の友人女性が積極的に発言しておりました。
1回目の団体交渉終了後より当該組合員よりメールがひんぱんに来るようになりました。
かなり激しい調子で会社に対し積極的にユニオン千葉が言わなかったのでなめられるのではないか、などと書いてありました。
2回目の団体交渉では友人の女性は出席せず、組合員4名で団体交渉に望みました。
会社産業医の診断を参考に話し合いが持たれましたが会社側は復職に難色をしめしていました。
3回目の団体交渉後半では金銭的解決を図る事の話し合いなりました。
会社としては休職満了でもあり、休職期間を6ヶ月も延長しているので解決金を支払う理由がないが、ある程度は考慮するとの回答でした。
会社の提示と当該本人の要求とは大きな隔たりがありました。
当該のメールの内容はかなり過激なものになってきました。
躁鬱病(双極性障害)組合員への対応の難しさを改めて実感しました。
これだけ自分勝手な事が言えるのは完全に病気だとわかりました。
電話で話すと、メールに比べたら少しだけましな感じでしたがかなり非常識な発言でした。
50回近くもメール、電話での打合せを当該と重ねました。
それから数回の団体交渉を行い、なんとか会社側と合意しました。
会社側が復職を認めないのはやむを得ないかな、などと思いながらやれやれと言う感じでした。
解決したら当該が非常に素直で穏やかにのなったのは驚かされました。
これもこの病気の一断面でしょうか。
この後これに加え2名の躁鬱病組合員の労働問題が発生したのです。
一般的な組合員に比較すると対応に3倍ぐらいの時間がかかります。
躁状態の時は自己主張が強くなり、攻撃的態度を変えようとしません、そして、鬱状態に転ずると気力を失ったように落ち込むのです。
メンタルヘルス関連の中でも躁鬱病(双極性障害)はかなりやっかいな病気です。
ただどんな場合でも労働問題が発生したらどのような組合員であろうと、メンタルヘルスを注意深く考慮しながら、時間がかかっても必ず解決する方針に変わりありません。

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